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来たる桜に去る人を思ふ [巷の雑感・時の想い]

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我が街に、今年も桜がやってきました
桜を見れば、冬が終わったことを感じます
雪を見たのは一日だけ、積りもしなかったのですから、きっと暖冬だったのでしょう
けれど、時に厳しい寒風に怯みそうになることもありました
それはつまり、易々と春を謳歌できる訳ではないぞ、ということなのかもしれません
季節は巡る、巡る季節の節々に、ふと立ち止まって想いを馳せる時がある
桜は美しいけれど、その美しさは散り行く運命(さだめ)を感じるからなのか
それでも今は、この桜の美しさを楽しみたい、と思ふ


先週末、次男が我が家に帰ってきました
この四月から、学生生活最後の一年を迎えます
まとまった休みの時に、故郷に帰って来てくれることは、親として嬉しいことです
けれど、自宅で過ごす時間が回を追うごとに短くなっていく
それはつまり、自分の生活の基盤がもう此処には無いことの証なのかもしれません
子が育ち、その子に飛び立つ力を感じれば、ふと振り返りたくなる時がある
親はまだ親だけれど、その役目が終わろうとする時に、感じるものは「老い」なのか
それでも今は、逞しくなった我が子の背を見つめていたい、と思ふ



今日、桜と入れ替わるように次男は、東京へ戻っていきました。

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師走 [巷の雑感・時の想い]

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「ちょっと冬が来るのが早くないかい?」

そうでもないさ、もう師走

「秋を楽しむ余裕が無かったじゃないか」

夏の奴がちょっと頑張りすぎたからな

「時計の針は皆に平等に進むのに?」

それは人間が勝手に決めた尺度だろう

「季節の長短は気まぐれということかい?」

そうさ、これまでも、これからも

「それでも四季は移り変わっていくのだろう?」

そうさ、これまでも、これからも

「空を見上げ、周りを見渡し、それに気付けと?」

他の動物や植物たちは、もう準備している

「同じ大地の上で、同じ空の下に居るのに、人間だけ?」

そう、人間だけが勝手な基準で動いているだけ

「君の気まぐれに合わせろと言うのか?」

そう、この地の上で、この空の下に居る限りは

「力弱いものなんだな、人間は」

そうさ、これまでも、これからも、だから・・・

「だから、何?」

だから、急げ、奴が来る前に


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巡り行く夏 [巷の雑感・時の想い]

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あれほど夏を謳歌していた蝉たち
その声が届かなくなったのは
いったい いつからだろう
巡る季節が彼らから
主役の座を奪ったに違いない
いや 私達よりずっと
移ろい行く季節に敏だから
身を処す機を誤らないからだろう

空を見上げ 汗をぬぐう私たち
肌を焼く陽が落ちるのが
早くなったのは いつからだろう
たとえ巡る季節を感じても
それでもこの地に佇み続ける
移ろい行く季節に耐えてでも
生き行くことは美辞なのか
それとも求める欲ゆえか

春夏秋冬 季節は巡る
巡る季節の中で 今少し
此の地に留まり処する我の身に
許しを乞いたいと 今は思ふ



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酷暑 [巷の雑感・時の想い]

酷暑.jpg

全国的に厳しい暑さが続いてます。連日、新聞紙上でも熱中症で倒れたり、最悪死亡に至った話題が載っています。もうこの暑さは、一日だけならまだしも、こう連日続けば「殺人的」と言って良いのではないでしょうか。熱中症と聞くと、「こまめな水分補給を」という声をよく耳にします。では、こまめな水分補給をすれば熱中症にならないのか、と言えば、決してそんなことはありません。熱中症になった私は、半日で1.5リットルのスポーツ飲料をこまめに飲んでいましたが、それでも熱中症になりました。水分補給は最低限の対策であって、それだけでは十分ではない所まで来ていると思うのです。
最高気温が体温を超えた所が増えています。この最高気温というのは、土の地面で日陰で風通しの良いところで、地面から1.5mの所に設置された温度計で測定されたものです。厳しい日差しが照り付ける学校のグランドや街中のアスファルト路面上では、もっと高温になっているのは誰でも容易に分かると思います。それ故に、「屋外での作業は控え、涼しい屋内へ」と気象庁や環境省、厚生労働省などのお役所は呼びかけています。それでも、小中学校の部活動は行われ、屋内に入ったとて、主に市立・県立の学校教室のエアコン設置率は、あまり上がっていないのが現状です(我が県では約40%とか)。日本は昔のような温暖な国ではなく、朝晩ですら涼しくはなく、エアコンは命を維持する必需品になってしまいました。
この酷暑の日々で、屋内のエアコンの効いた部屋だけで働いている人はどのくらいの割合なのでしょう。屋外で大量の汗を振り撒いて働いている方々もいます(私もその一人です)。そんな、熱中症と常に隣り合わせで働いている人たちがいるからこそ、まだこの国は普通に過ごしていけるのだと思います。これも、日本人的勤勉さの表れなのでしょうか。その勤勉さが、戦後の復興を支え、高度経済成長期を誕生させ、バブル崩壊を生み、それでも先進国の仲間から外れず、今も地球規模の環境問題を世界に提唱できる国に住んでいるのが私達です。「島国根性」と言われるものを良い意味で利用して、連帯感や相互扶助をもって、この厳しい環境に対する必要があるように思えます。
甲子園を目指す高校球児たちの戦いが、連日各地で行われています。来月には高校総体も行われますが、高校総体はサッカーだけでなく、多くのスポーツ競技の全国大会の総称です。その出場権を手にした選手達は、きっとどんな環境でも全力を振り絞ることでしょう。でも、そんな過酷な暑さの中で頑張ることを美徳とし、褒め称えるだけで良いのでしょうか。高校生だけではありません。明日から夏休みに入る小学生や中学生が多いと思います。死に至る危険性のある酷暑であることを、周りの教師や指導者、親、そして公の立場の人などの大人が理解し、元気に二学期の始業式を迎えられるようにして欲しいものです。その始業式の日も、きっとまだ酷暑だと思うからです。

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