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新幹線 [巷の雑感・時の想い]

前回「PASMO」を手に入れたことを書きましたが、(大方の予想通り)それは前フリです。久しぶりに新幹線に乗りました。

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さて新幹線の乗ったのは何年ぶりのことだろう、なんて考えてみると、あるフォトコンテストの表彰式に招かれた時以来ですから、ちょうど10年ぶりです。勿論その間も東京に何回も行っていたのですが、全て自家用車でした。その新幹線、PASMOと「スマートEX」なるものを組み合わせて使えば、紙のチケットなど手にしなくても予約・乗車できるのですね。「進化したものだ」なんて言うと、時代に取り残され感が出てしまうので、止めておきます。
そうして座席に座ってみれば(もちろん普通席)、三人掛けと二人掛けの座席は昔と変わりませんが、前席との間隔が広くなったような。これなら普通に足を組めて、快適度が(私の昔のイメージから)断然アップしているではありませんか(いつからそうなのかは分かりませんが)。しかも私の古い知識では、名古屋⇔東京は2時間程かかるはずが、今は1時間半程で着いてしまうではありませんか。これで価格アップしているなら高級化された、という事でしょうが、料金自体は私の昔の認識のまま。これはやっぱり進化でしょう(ああ、また言ってしまった)。でもきっと多くの方々からは、「何を今更」と言われてしまうでしょうね。
地方都市で生まれ育った私が東京に居を移したのは、大学に進学した時ですから、ちょうど40年前のことです。その時のことを、車内でつらつらと考えてしまいました。あの頃は、自分が田舎者であることを強烈に感じていた青年でした。大学が長期の休みに入ると、すぐにこの新幹線に乗って故郷に帰りました。その車中で、何度もため息をついたのを憶えています。慣れない都会住まいは、知らず知らず日々の日常生活にプレッシャーが掛かっていたのでしょう。そしてまた新幹線に乗って東京へ戻る車中で、自由の使い道に想いを馳せていた自身の姿も憶えています。戻った故郷が次第に自分の身には堅苦しく、小さくなっていたことを感じていたからでしょう。そんな私も一年も経てば都会生活者然となり、更に自分の車を手にしてしまうと、この新幹線とは縁遠くなってしまったのでした。
勿論その頃に、自分が父親となり、自らの子を送り出す立場になることなど、一片も脳裏に有りませんでした。がしかし、40年の時を経てこの新幹線の座席に座るのは、自らの血を分けた子に会うため。「PASMO」も「スマートEX」も初めて使う親など、彼らの眼からは、田舎の年老いた親に見えるのかもしれません。でも、それでも、ちっとも嫌じゃない。我が子の「進化」を見れるのですから。

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