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サッカー撮影108(守りのズーム・攻めの単焦点 その6) [サッカー撮影]

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前回、スイートスポットに入ってきた被写体の良いシーンを撮り逃がさない事、と書きました。この「スイートスポット」について、今回は書き加えようと思います。まずは、下に作例を挙げます。

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撮影データも記しておきます。
1D MarkⅣ+EF300mm F2.8 L IS
 シャッター速度優先AE 評価測光 露出補正 -1/3 シャッター速度 1/1000 F2.8 ISO 125  焦点距離 300mm
実は上の画はトリミングした画像です。ノートリミング画像が下の画です。

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このノートリミング画を見れば、狙った被写体が小さすぎて、削除対象画像になりかねません。ただこれでも、大きくプリントしなければ使える画かもしれませんし、チーム撮りをしている方々には、撮らなければならないシーンかもしれません。しかし、です。これは単焦点レンズの高解像力があってこその画です。トリミングで被写体の大きさを融通するのなら、「トリミングをズームリング替わりに使っている」と言われても致し方ないでしょう。それなら高価な単焦点レンズなど使わず、最初からズームレンズで撮れば良いのです。
もう一例載せます。これも単焦点レンズを使ってますが、トリミングしてあります。
1D MarkⅣ+EF400mm F2.8 L IS
 絞り優先AE 評価測光 露出補正 -2/3 シャッター速度 1/800 F3.5 ISO 100  焦点距離 400mm

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個々人の価値観や使用目的等によって左右するでしょうが、「縦で撮って横幅一杯に4:3にトリミングして、選手が目一杯の大きさになる画」、私はこれが被写体を捉える最小の大きさにしています(チーム撮りでも、依頼撮影でも)。つまり私が単焦点レンズを使って撮る場合、ファインダーを覗いて選手の大きさがこの画以上でないとシャッターは切らないことにしています。縦でも横でも、ファインダーを覗いてこの大きさ以上が、私のスイートスポットという事です。

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「トリミングは後処理だから」とか「トリミング前提で撮るべきではない」と、私はこれまで書いてきましたから、「トリミング=悪」といった印象を与えてしまったかもしれません。けれど単焦点レンズでサッカーを撮る場合、常に思うような大きさで選手を捉えられる訳ではありません。いや、そんな大きさで捉えられる事は、一試合撮ってもそんなに多くは無いはずです。単焦点レンズを使っている場合、サッカー撮影は常に不規則に動く選手が被写体なのですから、ある程度は後処理としてトリミングで整えるのは仕方ない部分もありますし、実際私もトリミングはします。そう考えると、自宅で簡単にトリミングできるデジタル写真になって、更に高画素になったことで、単焦点レンズ導入の敷居は低くなった、と言えるのかもしれません。
しかし、大きくトリミングしなければならないような画を撮ることは、単焦点レンズを使って「守りに入っている」とは言えないでしょうか。私がサッカーを撮り始めた頃、高性能な一眼レフカメラでも600~800万画素のカメラでした。その画を大きくトリミングしようものなら、プリントには全く使えない画になってしまいます。今ではその当時の3~4倍もの画素数が有り、高性能な単焦点レンズを使えば、トリミングしても高精細な画が得られる場合も有るでしょう。でもそれでは、何のために高額な投資をしたのでしょう。単焦点レンズを使っても守りの撮影はできますが、ここは攻めの撮影をしたいものです。

(以下の写真は、単焦点レンズを使って縦で撮った画を、横幅一杯に4:3にトリミングしたものです)

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