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お盆休み [巷の雑感・時の想い]

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お盆休みを楽しまれた方々、多いことでしょう。でも私、この「お盆休み」って、無くなるのではないかと思っているのです。
お盆とは、先祖の霊があの世から帰ってきて、家族と一緒に楽しいひとときを過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく行事です。ですが、その日にちに関しては様々です。東京など都市部では7月に行うことが多いようですが、その他の地方では概ね8月13~16日ぐらい。期間中に15日を入れるのが普通ですが、その年の曜日の降り割り次第で変わったりしますし、長さも様々。つまりは、お盆というのは口実で、実際には夏季休暇、なのではないか、と。これが同じ長期休暇のゴールデンウィークや年末年始などでは、はっきり日にちが決められています。ゴールデンウィークは祝祭日の集合ですし、年末年始は12月31日は大晦日、1月1日は元旦、官公庁の仕事納めは12月28日と決められています。それに比べれば、お盆休みは8月15日を加えれば、その前後でいつからでも、いつまででも良い。最近特に暑さが酷い日本の夏ですから、この時期に長期休暇を取ること自体には賛成です。けど、それを「お盆休み」と言う根拠は、だんだん薄れて行っている、とも思うのです。もっとも、「お盆だから」という公明正大な理由を付けた方が休みを取り易い、という日本人らしい理由が有るのかもしれませんが。
テレビのニュースでは、「お盆の帰省ラッシュ」という言葉が多く聞かれます。狭い国土に多くの人が住むのが日本。しかも、その人口分布の片寄りが解消される気配はありません。多くの人が一斉に動けば、渋滞ら混雑が起こるのは必須。高速道路は料金を払ってまで長い列に並ぶことを余儀なくされ、駅や空港では人混みで溢れています。これらを全てを「お盆の帰省ラッシュ」と呼ぶには抵抗があります。何故なら、この長蛇の列には、帰省などせず、この長期連休を利用して行楽に出かける方々の割合が年々多くなってきたように思えるからです。要するに、「帰省」ではなく、「バカンス」や「行楽」「避暑」で動く方々のことです。
勿論私は、先にも述べたように、こうして酷暑の夏にある程度まとまった休みを取ることに賛成です。けれど、「お盆」を絡めなければならない必要性が薄らいできている想いがあります。テレビを見ていると、ニュース番組等で「私は先週お休みをいただき、今週はAさんが休暇を取りました」旨の発言を聞きます。そうして交代で休んで、番組を平常通りに運営しているのでしょう。また、祝祭日ではないので休めない官公庁や、銀行・郵便局・ホテルなど多くのサービス業などでも同様でしょう。そうして休みを分散すれば、渋滞や混雑も幾分か緩和するのではないか。先に述べたように、日にちが限定されるゴールデンウィークや年末年始と違って、設定期間の融通が利くのが「夏休み」。この設定期間を幅広くすることが理に適っているようにも思え、もしそうなれば、それはもう「お盆休み」ではなく「夏休み」である。従って「お盆休み」という名称は無くなっていくのではないか、という冒頭の考えに至ってしまう私です。
しかし、「帰省」をまったく否定する気も無いのも私です。「孫の顔を見せに実家に帰ります」などという言葉を、駅や空港で列に並ぶ人たちから出ているニュース映像を見ると、無条件で暖かく迎え入れる故郷の親の存在を連想されます。そうした故郷があること、帰れる故郷を持っていること、それは幸せなことだと思うからです。親元から巣立ち、既に一家を持った方々。ゴールデンウィークに行楽に行き、年末年始を家族で迎えるのも良いでしょう。でも、年に3回有る長期連休の1回ぐらいは、親元を訪れてみるのも良いのでは、と思います。「お盆休みだから」ではなく、「夏休みがてらに」で結構ですから。

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