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VAIO [パソコン]

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パソコンの話題をもう一つ。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ソニーがパソコン事業からの撤退を発表しました。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201402/14-019/
ソニーのパソコンと言えば、VAIO。それを投資ファンド会社「日本産業パートナーズ(JIP)に売却し、新会社を設立してVAIOブランドのパソコンの生産を続ける、というニュースが2月6日に流れました。ソニー製のVAIOは今春モデルで最後、以後は別会社が生産するVAIOとなるらしいです。
いちおう私もVAIOユーザーなので、この報にはちょっと残念感が拭えません。1996年発売開始されたVAIOは、それまでNECや富士通が大手を振っていたパソコン業界に一石を投じました。個性的なスタイルや音楽・ビデオ編集機能の強化で注目され、パソコンの家庭への浸透と同時に、ブランド力は確立されていったと思います。私が2代に渡って購入したデスクトップのRシリーズなどは、Adobe PhotoshopやAdobe Premiereという(今でも)高価なソフトを標準で内蔵し、画像・動画編集を行うためのパソコンでした。そんなの当時はVAIOしか無かったです。確かに非常に高価でしたが、当時まだ貧相な液晶モニターが多いなか、セット販売される液晶モニターは現在の基準から見ても美しかった。ノートパソコンは(結局私は購入することは無かったですが)、隅々までデザインにこだわり、当時はまだ無骨だったノートパソコンにデザイン性・スタイリッシュ性を加味し、自室以外で使うユーザーにその点で満足感を与えた製品を供給し続けました。その成果は十分あって、ソニーのVAIOブランドは立派に確立されたと思っていたのですが。
我が身を振り返ってみれば、そんなVAIOのR63・RA-73Pを使ってきた私が、デスクトップを今も使い続けているのにメーカー製パソコンから離れてしまったのは、(たぶんパソコンユーザーの一部でしょうが)こうしたヘビーユーザーがメーカー製である安心感よりも、限られた予算を必要な部分に投入できる、自作やショップのBTOへと流れてしまったこと(それにはネットでの情報普及も加担したでしょう)。家庭へのパソコンの普及は、ライトユーザーの増加を生み出し、それらは国内メーカーの安心感は必要だったかもしれませんが、それが一段落して、買い替え・買い増し需要となると、より低価格な海外メーカー製のパソコンに目が向けられてしまったこと。そして、iPhoneやiPadといったスマートフォンやタブレットの普及とそれによる若年層の取り込み。それら時代の流れが、高付加価値のVAIOを苦境に立たせたのかもしれませんね。法人向け市場ではまだ国産メーカーは頑張っているようですが、そうした法人向けではなくパーソナリティ重視の製品展開だったから「VAIOらしさ」だったのですから、今回の結果は残念ですが、しかたないのかもしれません。
VAIOブランドのパソコンは今春以降も発売されるでしょうし、これまでのVAIOのDNAを持った方たちが作っていくのでしょうから、しばらくブランド力は維持されると思われます。しかし、VAIOを引き継ぐJIPは投資ファンド会社ですから、それを長く保持することはないでしょう。いづれどこかへ再売却ということになると言われています。日進月歩のパソコンの世界ですから、これから先どうなっていくか、私にはサッパリ分かりませんが、今まだ手元にあるSONY製VAIO RA73Pがちょっと愛おしくなってしまいました。

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