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正月の一角 [巷の雑感・時の想い]

今回の年越しは、家内の実家で過ごしました。
下の写真は、家内の実家の窓から撮った写真です。ちょっと、鉄塔やら煙突が邪魔なんですが、昨日はクッキリと晴れてくれて、こんな富士の姿を拝めることができました。今年は例年に比べて雪が少ないような気もしますが、どうなんでしょうね。

正月の一角.jpg


そんな昨日の1月2日、家内の実家を後にして車で帰って来る途中、高速道路のサービスエリアで一休みしていた時のこと。買い物をしている家人を尻目に、一人ベンチに座っていると、見知らぬ男性から話しかけられた。
「ちょっと聞きたいんだけど、ここから伊勢までは車でどのくらいかかるかね?」
「普通に行けば2時間ちょっとだけど、渋滞しているだろうからなあ。3時間はかかるかなあ」
「そうか~。ところで、諏訪湖へ行くには中央高速だよな?」
「そうそう。でも、諏訪湖と伊勢じゃあ、全然方向が違うよ」
「いいんだ、いいんだ。時間もいっぱいあるし。金もまあ大丈夫だし」
70歳くらいだろうか、その男性とそんな会話をして別れた。ちょっと気になったので、その老人を目で追っていると、千葉ナンバーの軽自動車に乗って、高速道路本線に乗って伊勢方面に走り去って行った。助手席に人影が無かったので、たぶん一人なのだろう。
千葉から1人で運転してここまで来たのだろうか。諏訪湖付近に知人がいるのだろうか。正月を家で一人で過ごすのが嫌で、旅を思いついたのだろうか。悠々自適の老後を楽しんでいるのだろうか。いろんな風に想像できるが、結論を見いだせる訳もなく、家族連れで混雑している一角から、彼の無事の旅路を見送った。
我が家族5人の乗った運転席で、先の老人が走り去った同じ道へ向かう私。今はそうでも、あと何年かしたら、ひょっとすると同じように、一人ハンドルを握って、正月の賑わいの中を走っているかもしれない。それが良い事なのか、悲しむべき事なのか、それは分からない。誰にも分からない。本人にしか分からない。それでも私、今はこれでいいんだ、と思い、自宅へ向けてアクセルを踏んだ。ゆっくりと。

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