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サッカー撮影24(伝わる気合 1) [サッカー撮影]

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今年の流行語大賞に「なでしこジャパン」が選ばれたことは、ご存じの方も多いと思います。暗いニュースの多かった今年、国民栄誉賞を受賞したサッカー日本女子代表は、間違いなく女子サッカーにスポットライトを向けさせたとして、記憶されると思います。その女子サッカー、なでしこリーグはINAC神戸の優勝で今年の幕を閉じましたが、現在は全日本女子サッカー選手権大会が行われています。33回目を迎えるこの大会は、JFA加盟の中学生以上のチームなら参加でき、クラブチーム・社会人チーム・学校の部活動チームの枠を超えて、トーナメント戦でその年の一番を決めようという、男子の天皇杯の女子版といえるものです。少し前の話で恐縮ですが、今年も我が県で一回戦が行われました。

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この大会は、元日の国立競技場を目指す全国大会です。各都道府県や地域の代表が、まず一回戦を戦いますが、負けたら終わりのトーナメント戦であることもあって、最初から気迫のこもった戦いぶり。「なでしこ」らしい可憐さは無く、勝負に掛ける気合が感じ取れます。女子サッカーというと、スピードや迫力の不足、男子を見慣れた目にはイマイチの満足感、といったことを想像するかもしれませんが、そんな気軽さは微塵も感じさせない彼女達。体をぶつけあう音が、真冬なのに飛び散る汗が、仲間を叱咤激励する声が、ピッチサイドの選手のすぐ近くにいる私にビンビン伝わってきます。そしてそれが、私にシャッターを押させます。本来、撮影者たるものは、試合展開に関係なく常に冷静であるべきなのかもしれませんが、この彼女たちの頑張りは、ピッチのいたる所で輝きを放ちます。それを見つける度に、できうる限り多くを残したい、そんな思いが私の中に湧き起こり、いやがうえでも集中力を高めてくれます。それでも、「しまった、ちょっと遅かった」「くそっ、予想が外れて撮り損なった」とか、「この光線状況でこの設定が正しいのか」「今の場所が最適なのか、移動したほうがいいんじゃないか」とか、様々な考えが浮かんでは消えながら、どちらのチームに属している、応援している訳でもないのに、試合そのものに引き込まれていく私が、そこにいました。

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練習試合よりも公式戦、一回戦よりも決勝戦、地方大会よりも全国大会と、試合も位置付けが上がるごとに、選手の試合に賭ける意気込みも上がります。そしてそれが、グランドの至る所でプレーとして輝きます。それはつまり、シャッターチャンスがよりたくさん光っては消え、また一瞬煌めいたり、を繰り返すということ。これを目の当たりにして、シャッターボタンに掛けた指先がうごめかないようでは、サッカー撮影で上達は無い、と言い切ってしまいましょう。選手が気迫のこもったプレーをすればするほど、ピッチに一瞬輝く宝石は数多く、そして力強く輝きます。それに魅入られた撮影者は、より集中して宝探しに没頭する、そういった相乗効果は確実に有ると思います。たとえ自分の息子や娘がプレーしていなくても、知った選手がいない試合でも、選手の気迫は撮影者に伝わり、それが「撮る」という行為のモチベーションを高めてくれます。

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撮り終えた私には、昨今では記憶にないほどの疲労感と、大量のRAW画像を残してくれました。ただ私は、撮っていて楽しかった、嬉しくて楽しくてしかたなかったです。サッカーというスポーツを撮っていて、本当に良かった、と心底思えました。試合である以上、必ず勝者と敗者が生み出されますが、それでもたぶん選手たちは、また気合を前面に押し立てて再びピッチに立つことでしょう、サッカーが好きだから。撮る側もまた、そんな気合を見せられれば引き込まれ、宝探しをすることでしょう。そしてそれこそが、サッカーを撮る者にとっての至福の時と言えるのではないでしょうか。
選手の気合は、撮影者に集中力と楽しみを与えてくれます。

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私のところにも・・・


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