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駅伝 [巷の雑感・時の想い]

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日本人は団体スポーツが好きである、ということを、以前どこかで読んだことがあるが、本当にそうだと思う。皆で一つの目標に向かって高め合い、助け合って、それを達成するストーリーが好きなのだと思う。もっとも、欧米人はそれが嫌いか、といえば、そんな事は無いと思うのだが、謙譲・謙遜を美徳とする日本古来の道徳観が、個人の偉業をことさらに誇る空気を押し止めているせいかもしれない。
さて、この時期あちこちで「駅伝」という競技が行われている。走るということがスポーツの基本ならば、この駅伝は、最もシンプルな団体競技と言える。小難しいルールなど無い。大そうな道具など必要無い。本当は走るという事にも技術があるのだろうが、ただ走る、みんなで。その合計タイムで順位が決まる。それでも、みんなのために、次にタスキをつなぐために、自己の全力を振り絞って走る姿が、応援したくなる気持ちを湧かせ、なかなか人気がある。何でも、駅伝は日本発祥であるそうな。
陸上競技のリレーだって同じじゃないか、とも思えるが、距離が短い。400mや800mが主だ。走る人数も4人と少ない。こうなると、実力のある個人の合作という感じがして、団体競技という意味合いが薄れるような気がする。仲間のために、チームのために、苦しいけど頑張る、そんな姿はやっぱり、ある程度以上の距離を走ってもらわないと、応援する気持ちと声援し続ける時間を、日本人の我々にもたらしてはくれない。
自らの力では如何様にもしようが無い天候や自然の摂理に耐え忍びながら、日々の僅かづつの努力を積み重ねることで、やっと得られる収穫を、生活・人生の基本としている農耕民族の日本人に、いたって分かり易いシンプルな競技なのが、駅伝なのかもしれない。目の前を、先ゆく者を睨みながら走る選手を見送りながら、そんなことをフッと思った次第である。

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まったく・・・


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