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電報 [巷の雑感・時の想い]

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電報って、最近使ったことありますか。
電報といって私がまず思い浮かんだのは、合格電報。私が大学受験生だった頃(30年以上前)は、郵送の合格通知よりも早く知らられる電報を請け負うアルバイトが、まだありました。情報伝達の進歩が著しい昨今では、もう無くなってしまったと思います。家内は、結婚式の祝電をまず思い浮かべる、と言います。当日には結婚式会場へ行けない方々が、形ある言葉として送る・残すための手段として、今も利用されていますね。卒業式の祝電もそうですし、逆にお葬式の弔電などにも。
電報というと、昔は文字情報のみを届ける簡素なもので、何より到達時間の早さが売り物だったのですが、今では文字が書き込まれる台紙に多くの種類(香り付き・音楽付きetc)が用意されていたり、贈答の品までも一緒に送れたり、とちょっと探してみただけで、実に多彩な商品形態に変わってきているようです。もちろん文章など考えなくても、豊富な文例が用意されていて、こうした行事の筆作法やマナーが苦手でも、悩まないようになっています。電報といえばNTTの独占だったような記憶がありますが、こうした商品展開では他業者の参入も多く、メッセージ代行業者、メッセージカード付き贈答品配送業者となってしまった感もあります。
この背景には、電話・FAXの一般化、ワープロの開発・普及、電子メールや携帯メールの普及・低価格化の流れが大きく作用しているのでしょう。緊急連絡手段として打電する、という意味合いは、もう無くなってしまったようです。単なる速さだけなら、電報は既に太刀打ちできず、それゆえ付加価値を多様化することで、今日まで存続できた、ということなのでしょうね。故に今は、昔の電報のイメージはありません。NTTでさえ「D-MAIL」という商品を出し、Softbankは「ほっと電報」、KDDIは「でんぽっぽ」などという商品名をつけて、多様に展開しています。私が時代の流れに疎いのか、現在では電報のイメージは大きく膨らんでるようです。


昨日、我が家に電報が来ました。何年ぶりのことでしょう。家内に聞けば、結婚式以来かもしれない、と。気持ちを形にして、いつまでも残せる電報は、直筆の手紙などが稀になってしまった現在では、実は上位にランクされる情報伝達方法なのかもしれません。いや、そんな堅い言葉で表してはいけませんね。気持ちを伝え、残しておける、一つのプレゼントなのでしょうね。
もう喜ぶべき記念日ではありませんが、ちょっとサプライズな昨日でした。

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