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サッカー撮影02(ギリギリのフレーミング 前編) [サッカー撮影]

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先日、サッカー撮影の場で「初心者です」と言われる方とご一緒した。その際に感じた事は、70-300mmのズームレンズを使っていながら、テレ端の300mmを使うのは、向こう側のタッチライン沿いの最遠の選手を撮る時に限られること。どうしてグランド中央付近の選手にも300mmを使わないだろうか? そして撮影者近くでのプレイには、カメラを下ろしてしまって撮らない。70mmなら十分に撮れるはずだと思うのだが。
今回のテーマは「ギリギリのフレーミング」です。

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サッカー撮影とは、105m×68m(小学生用は68m×50m)程の広いグランド内を、縦横斜めに不規則に動き回る選手を撮るということで、可変焦点距離のズームレンズが適している事は、自ずと答が出る。その選手を捕捉し、追尾し、シャッターチャンスとなるシーンに集中するのだが、さてズーミングは、と言えば、狙った選手が動いても画面からはみ出てないように調整だけ。そしてもし狙った選手が結果的に小さいと感じても、「トリミングで対処すればいいや」という方、いらっしゃるのではないだろうか。また、狙った選手が画面内で小さいと、周囲の余分な物が入り込んでくるものだが、「それはそれで、その時の状況をよく表している」と納得したりする。それはつまり、動き回る被写体だから、画角調整においては無難なところで妥協している、とは言えないだろうか。

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私はこれまで、被写体である選手を出来る限り大きく撮ることを勧めてきたが、何も選手を大きく撮ることだけが全てではない。昨今の高画素カメラは、よほどの大きさに印刷しない限り、トリミングしたとて見劣りしない画が得られる。チーム撮りしている方には、大きく撮ることにこだわって、撮影枚数が極端に減ったり、歩留まりが落ちることの方が、デメリットが大きいかもしれない。狙った被写体が、画面内で小さくても、充分に写真表現が出来る、という反論も聞こえてきそうだ。しかし・・・

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モータースポーツなどを撮っておられる方は、流し撮りを多用する方が多い。スピード感を表現するために、背景や車体の一部を、わざとブラす撮影方法だ。スポーツ撮影でも、ブレた部分が有る方が躍動感があって良い、と評価される場合も多い。そして、スローシャッターやNDフィルターを駆使して、そうした写真に挑戦されること自体、もちろん間違ってはいない。しかし、ブレれば・流れれば、良いのではない。必要なところは鮮明に写し、主たる被写体を際立たせるための手法としてブラす・流すはず。動く被写体に対してきっちりピントを合わせてブレずに撮れない方に、そうした写真表現としてのブレや流れを駆使することはできないと思う。それと同様に、被写体である選手を目一杯大きく撮れないようで、どうして小さく撮ってトリミングで意味ある画にできようか。

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(今回掲載の画は、全てノートリミングです)

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