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Tokina AT-X 107 DX Fisheye 後編 [カメラ機材]

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ちなみにこのレンズ、APS-Hセンサーの1D4でも使えます。ワイド端10mmではさすがにケラレが出てますが、ズームして12mmではケラレません。下の写真は、上から10mm・11mm・17mmで撮ったものです(クリックすると大きく見れます)。そして3枚目の17mmでの画は、RAWで撮って、DPPのレンズ収差補正で歪曲を補正しています(これでも相当被写体に寄って撮っているのですよ)。同じ場所から取っていますが、手持ち撮影ですので、厳密な検証ではないですが、感じは分かっていただけると思います。
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しかし、このレンズのテレ端を使って広角レンズ代わりに使うというのは、本来の使い道ではありませんね。やっぱり、周辺の歪曲を利用した画とか、可能な限り被写体に寄って、周囲を巻き込んだ画とかを狙うのが、本来のこのレンズの楽しみ方でしょう。そういったシチュエーションは、決して多くは無いかもしれませんが、レンズラインナップをある程度構築された方のエッセンスとして、このレンズを加えるというのは、アリだと思います。
色については意外とアッサリで、キヤノンレンズ(特にLレンズ)と比べてしまうと、コッテリした色乗りというわけではありませんね。PLフィルターを使えない点を考えると、物足りないと感じる場合もあるかもしれませんが、まあデジタルですから、レタッチで対処しましょう。それと、屋外だと幾分明るめ(オーバー気味に)写る傾向があるようで、私の個体だけのことかもしれませんが、露出補正を少しマイナスにして使いたいところです。解像感については(当然周辺部に関しては像が流れますから、主に中央部に関してですが)、まあまあ普通の感じ。昨今のシャープさを重視したキリッとした画という感じでは思えませんでした。でも解像していないか、といえばそうでもなく、エッジを立ててない感じで、これもレタッチすれば随分見栄えが増します(でも、7Dの高画素にはちょっと?かなあ)。こういった点は、多分これから登場するキヤノン純正のEF8-15mm F4Lでは解消されていると思いますが、値段が倍以上違うレンズですから、まあ仕方ないですね。周辺部に関しても、等倍で見てしまうと、偽色やパープルフリンジが出る場合もあります。下の写真は、焦点距離12mmで撮ったものを、ちょっとイジッてみました(ボディはKiss DX使用)。
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総じて、ズーム採用で日常の使い勝手を重視しながら、APS-C専用とすることで小型化を実現し、リーズナブルな価格で、気軽に圧倒的な画角とデフォルメ感を楽しめるレンズ、と言えるのではないでしょうか。そしてそれは、本格的に魚眼を使いこなそう、ではなく、ちょっと違った写真表現を楽しみたいという私のニーズに合致したと、現段階では思っています。今回は撮影チャンスが無かったのですが、狭い空間で広く撮る、といった室内撮影で威力を発揮するかもしれません。いづれにしても、なかなか面白いですが、人に見せられるような画を撮るには、何よりも撮影者のセンスが必要だなあ、と痛感しています。
 
本来、望遠レンズで動体を追い続けている私が、このレンズを手にして最も撮りたかったものは、というと、空(雲)です。実は私、空を撮るのが好きで、年中上を見上げている、変なおじさんです。定点撮影というわけではなく、季節ごとに気分がすっきりできるような空を求めている、という感じです。このレンズでそうした、清々しさを感じられるような空(雲)が撮れたらいいなあ、と思っているのですが、いざ撮ってみると、地平線付近の邪魔なものが沢山入り込んでくるんですよね。広大な空を撮れる場所を、また探さなくちゃ。
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上の作例
Kiss DX+AT-X107DX Fisheye   焦点距離   10mm  絞り優先AE  WB(太陽光) 
F8.0 SS 1/80   ISO 200   評価測光   露出補正 +-0   ONE SHOT AF  RAW
ピクチャースタイル(クリアー)

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