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ファーストインプレッション その3 [カメラ機材]

1D4の技術カタログが、キヤノンHPでPDFにて公開されているのをご存じの方も多いと思う。それを見ていて、一部を以下にちょっと引用させてもらうと、

   そこでキヤノンは、誰がどのようなシーンで使用しても、より高精度で、
   より安定したAIサーボAFを目指し、測距結果の信頼性のチェックという概念を
   アルゴリズムに導入しました。徹底したフィールドテストを重ね、
   プロの実撮影環境に適うパラメータと閾値を模索。
   測距結果の良否を瞬時に見分ける判断力をアルゴリズムに与え、
   被写体の動きを把握・予想する知的システムという新しい領域へと発展させています。
   これにより、疑わしい測距結果が得られたときは、その入力をキャンセル。
   直前までの連続性や次に連続性が得られる測距結果にもとづいて、
   安定した予測制御を実現します。

さっと読むと、手前に入ってくる障害物は無視する、背景にピントが抜けるのを防ぐ、という意味に取れる。ただ私は、「測距結果の良否を見分ける判断力」「疑わしい測距結果は、その入力をキャンセル」というところに、どのような動作をするのだろうか、今までとどう違うのだろうか、と感じたりする。
さて、前回からAFに関しての私の初期感想を書いてきたが、ひとまず終わりたい。というのも、実は購入当初からピントのズレを少し感じていて、これまでマイクロアジャストメントで対処してきたのだが、ちょっと撮影間隔の開いた今、メーカーに調整に出している。以前もお世話になったことがある、大阪中之島のサービスセンターだが、信頼できるところなので、期待して到着を待っているところだ。1D4のAF関係について、今後もう少し使い込んだ後、感じたことがあれば、機会を改めて書くことにしたい。
ファーストインプレ3-1.jpg
上の作例
1D4+EF400mm F2.8 L IS   焦点距離   400mm  シャッター速度優先AE  WB(M)
F3.2   SS 1/1000   ISO 8000   評価測光   露出補正 +-0   AI SERVO AF  RAW

画に関してだが、まず高感度特性については、1D3より随分良くなったと思う。ISO4000ぐらいまでは躊躇なく使えるし、同じDIGIC4を使った7Dよりも良いと思う。それ以上のISO感度では、RAWで撮影して、DPPにて各パラメーターを調整しながらノイズリダクションを丁寧にかければ、遜色ない見栄えが得られる場合もあるが、ISO12800はさすがに使いたくない。ノイズリダクションを強くかけると、ノイズは消せても、少なからずディテイルの損失を伴うので、高解像度単焦点レンズならまだしも、普及型ズームレンズでは厳しい場合もあろう。ピントの微妙なズレ、僅かな被写体ブレなどの写真も、ぬり絵のようになってしまいがちだし、大きくトリミングした画も同様。かなり芯のある、しっかりした画でないと難しい。このあたりは個々人の見方によって異なるだろうが、1D3より進化したことは確かだが、ISO5000以上については、手放しで許容できる、安易に使える、とは言い難いお思う。
ほぼ同時期に開発されたと思われる7Dと比べてみて、高感度に関して若干の優位を感じてしまうのは、やはりセンサーサイズの違いだろうか。画素ピッチの狭い7Dより1D4の方が優位だということだろうか。そう考えると、ちょっと話は横道にそれるが、1D4という機種は案外オールラウンダーかもしれない、と思えてくる。どうしても動体撮影専門機種のように思われがちだが、風景やスナップに使っても、案外イケルのではないかと思う(勿論、この分野では5D2が良いのは当然)。実際、数年前に1D2を使っていた時は、サブ機が無かったので、1D2で何でも撮っていた。確かに大きく重い機種なので、その点で億劫になることもあったが、大して期待を裏切らなかったことを思い出す。
ファーストインプレ3-2.jpg
上の作例
1D4+EF400mm F2.8 L IS   焦点距離   400mm  シャッター速度優先AE  WB(M)
F3.2   SS 1/640   ISO 5000   評価測光   露出補正 -1/3   AI SERVO AF  RAW
 
新たに追加されたISO AUTOだが、Mモードと組み合わせると、シャッター速度と絞りを固定したまま、ISOを自動可変することができ、光量が変化するシーンでは大変重宝する。ただ、撮影した写真のISOは当然バラバラ。私が試した、夕方から夜間にかけてのサッカー撮影などでは、最初はISO200程度だったのが、試合終了時にはISO6400になっていたりする。RAWで撮って、DPPでノイズリダクションをかけるにしても、一枚一枚ISOを確認しながらの作業になり、グランド中央部の明るいところではISO1600なのに、数秒後に撮ったグランド端のプレーではISO6400になっていたりする。撮影枚数の多いサッカー撮影では、なかなか手間のかかる作業であることは留意すべきだろう。
また、もう一つ注意すべきは、ISOセイフティシフトとの関係だ。先日ナイター撮影で、ISOが12800になっていることに気付いた。確か、ISO制御範囲の上限値をISO6400にしてあるはずなのに、と思ったのだが、後でマニュアルを読むと、ISOセイフティシフトをONにしておくと、そちらが優先されて、上限値を決めていても、100~12800の間で適正露出を得ようとする、とのこと。さすがにISO12800は使いたくないので、M+ISO AUTOの時はセイフティシフトはOFFにして、自ら定めた制御範囲を有効にすることをお勧めする。
ファーストインプレ3-3.jpg
上の作例
1D4+EF400mm F2.8 L IS   焦点距離   400mm  マニュアルモード+ISO AUTO  WB(M)
F3.2   SS 1/1000   ISO 6400   評価測光   露出補正 +-0   AI SERVO AF  RAW

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