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卒団・卒業 [サッカーあれこれ]

この時期、悩ましい受験生の親をさせられている方も多いのではないでしょうか。と同時に、卒業・卒団のシーズンを迎える時期でもありますね。小学生、中学生にしろ高校生にしろ、新しい先に希望を抱くのと同時に、これまで苦楽を共にしてきたチームメイトとの別れは意外にも、当人たちよりも見守ってきた保護者の方が感慨深かったりします。

卒団額1.jpg

以前のブログで、卒団に当たって、それまで一年間かけて撮り貯めた写真を使い、卒団記念の額を作ったことをご報告したことがあります。ちょうど3年前が、愚息1号が高校卒業、愚息2号が小学校卒業にあたり、その際に愚息2号の卒団記念額を作った事を載せました。もちろん実は、愚息1号の高校卒業記念額も作ったのですが、それが上のものです。撮り貯めた写真を全て見直して、選手別に良い写真をピックアップし、レタッチの上でパソコン上で切り抜いて、集合写真共々一覧にしたものです。とにかく手間と時間がかかる作業ですが、少しでも手抜きをすると出来上がった作品のクオリティに影響しますから、パソコン画面と毎日何時間も睨み合いを続けた事を思い出します。その甲斐あってか、愚息1号のチームメイト(とその保護者の方々)皆さんから好評を頂きました。しかし私は、これは失敗作だったと思っています。
どこが失敗だったのか、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、選手のユニフォームがバラバラな点です。公式戦用には正・副2種類のユニフォームが有って、試合に応じて使い分けられるので、その差があるのは当然のことなのですが、練習着の写真を使わざるをえなかった、という点が、私が失敗作と断定する所以です。それはつまり、その子はほとんど公式戦に出ていなかった、いわゆるBチームでずっと過ごした、という証拠になってしまうのです。そんな彼らも喜んで、「コレを欲しい」と言ってくれました。けれど私は、後に彼らがこの額を見て、少しばかり暗い気持ちになりはしないだろうか、もしそうなら彼らに申し訳ない、と後悔しています。これではチームのカメラマンとしては失格だと。
まもなく、愚息2号が中学生年代を過ごしたチームを卒団します。それに当たって私は、今度はそんな失敗作を作らないようにと、昨年一年間をかけて準備してきました。全員が公式戦ユニフォームを着た写真額を作ろう、もしそれが叶わない場合は、全員が練習着の額にしても構わない、と思いました。いわゆるBチームの子達が、公式戦用ユニフォームを着る機会は非常に少ない。その機会があったとしても、全員が試合に出るとは限らない。チームのスケジュールと使用ユニフォームを聞き出しては、そのチャンスを逃すまいとしました。時にそれは、自分の子(幸いAチームでした)の試合と重なっても、Bチームの撮影を優先させなければ得られないものでしたが、かろうじて全員分を用意することができました。この中学年代は成長が著しい時期で、一年も前の写真と今とでは、かなり容姿の変化があるので使えないのですが、でも何とかそうならず、チーム専属カメラマンとしての使命を果たせたかな、と安堵しています。そうして出来上がったものが、以下のものです。

卒団額2.jpg

サッカーは1チーム11人で行うチームスポーツです。公式戦ではベンチに入れる交代要員の数も制限されますし、登録メンバーに選ばれたり外されたり、といったことはよくあります。勝たなければその先に進めない試合、結果を求められる試合が、この育成年代にも現実にあります。そんな経験を経て、更に上に飛躍することもできるのでしょう。しかし、です。卒団するにあたって、同学年全員がチームメイトなのです。共に苦楽を経験した仲間なのです。その仲間が、行く先は様々でしょうが、共に飛び立っていく瞬間に、差異があってはならないと思いました。
この額は、3年生23人全員が「欲しい」と手を上げてくれました。製作者冥利に尽きると同時に、チームのカメラマンとしての肩の荷が下りる想いでした。

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tm-engineering

こんばんは。
これはチームメイト、保護者は喜ぶと思います。
そして、以前の作品(と言わせてください)をみてから、もう三年もたつのか、と思いました。
この春、うちの一号が中学校を、二号が小学校を卒業し、また所属のサッカー部、クラブを卒団します。
何か出来れば、と思うのですが、このqualityをみてしまうと、何をしても尻込みしてしまいそうです(笑)。
by tm-engineering (2013-02-08 23:49) 

ジグチッチ

すばらしい作品ですね!
メンバー全員の写真を撮影し、選別し、切り抜きし、色を合わせ、配置を考え…と、一つひとつの作業の手間を考えると、すごいエネルギーが込められていると思います。
私も先日、こどもの所属するチーム主催の大会パンフレットに載せる原稿をつくりましたが、どうしても集合写真の撮影に参加できなかったメンバー一人を合成するだけでメゲそうになりました。色を合わせるのに特に苦労しました(白黒なのに)。やっぱり「筆まめ」ではアカンか。。。(爆)
by ジグチッチ (2013-02-09 00:54) 

隊長ケン

ここまで細やかな思いやりができるジュニアユースさんに改めて敬服しました。
私も残り一ヶ月で色々仕上げねば、
ジュニアユースさんの思いやりも十分参考にさせていただきます。
by 隊長ケン (2013-02-09 04:20) 

トシ

出来上がった作品も凄いですが、ジュニアユースさんのチームカメラマンとしての姿勢というか、そんなものに感服しました。
小学生ならまだしも、中学生以上で、しかも一学年23人もいる強豪チームで、全員のユニフォームを揃えた写真を撮るのは簡単なことではないことは、よく分かります。
それぐらいできないと、チームカメラマンを名乗れないということですね。
また一つ、宿題をもらったようです。

私も来年に向けて、これを手本にして、がんばります。
by トシ (2013-02-09 12:20) 

ジュニアユース

みなさん、コメントありがとうございます。

tm-engineeringさん、こんにちは。
子供たちのチームを撮った写真は、どれもみな大切なものです。何と言っても、その時にしか撮れない写真だからです。
そしてそれができるのは、チームを撮ってきたカメラマンのみです。卒団・卒業でしたら、きっと喜ばれることと思いますよ。

ジグチッチさん、こんにちは。
以前のパソコンなら、絶対にフリーズしそうな作業でしたが、昨今のパソコンの性能アップを実感した次第です。
今回は3回目ということで、多少は手慣れた面もありますが、やっぱり時間と手間はかかりますね。
さて、3年後も作るのだろうか?

隊長ケンさま、こんにちは。
チーム撮りをされている方々は、いろんな環境で撮り続けてこられたと思います。必ずしも私のやり方、作品がベスト、
というわけではないでしょうが、何かの参考になれば幸いです。

トシさん、こんにちは。
地方なのですが、愚息2号はクラブチームに所属だったのですが、3年生も後半になると、受験に備えて、
撮る機会が少なくなる子もでるかもしれない、と思って、早めに用意してきたことが、結果的には正解でした。
早めの準備をお勧めします。

by ジュニアユース (2013-02-10 21:11) 

kin_gyo

ジュニアユースさんこんばんは。
すばらしい出来ですごいですね。
私が、デジイチを購入して高校サッカーを撮り始めたのが2年前、そのきっかけは・・・
我が家の愚息2号が所属する、高校サッカー部の卒業アルバムを作成するための「写真係り」になったからです。
それ以来2年間、ジュニアユースさんのブログを拝見し、力を頂き、多くの写真を撮らせていただきました。
卒業を控えた今、まさにアルバムを作っている最中です。
多くの選手をページごとにまとめているのですが、失敗ばかりで今更撮り直す事も出来もせず反省の毎日です。





by kin_gyo (2013-02-11 23:07) 

ゼク

僕はいつも、素晴らしい写真には被写体に対する真剣な思いと愛情が必要だと思っております。
この記念額を見ると、その僕の考えが間違っていないことを証明してくれていると思います。
一人ひとりの輝いた表情をユニフォームの色をそろえてまで撮るということは非常に
手間のかかる作業だと想像できます。
写真とは偶然撮れることは難しくないですが、狙って撮ることは非常に難しいです。
撮れてからも、このような記念額のような完成品にするのには膨大な時間がかかるのは
すぐにわかります。それをさせるのは、まさに愛情以外の何物でもないと思います。
おそらく、彼らの手の元にずっとずっと残る素晴らしい贈り物になると確信しております。
by ゼク (2013-02-11 23:16) 

うる

ジュニアユースさん、こんにちは。
ジュニアユースさんのチームカメラマンとしての姿勢に感服です。
私なぞはチームのアルバムを作るという目的も無く、思いつきで撮りためたチームメイトの写真をプレゼントしようと整理したのですが、写っていない選手がいて、不公平になるので躊躇しています。試合に出られない選手も精一杯やってたわけだし。
ジュニアユースさんにまたひとつ勉強させていただきました。
by うる (2013-02-12 08:00) 

ジュニアユース

コメントありがとうございます。

kin_gyoさん、こんにちは。
そうですか、卒業アルバム作りですか。今が一番大変な時ですね。
その時にしか撮れなかった貴重な写真ですから、きっと子供たちのとっても記念になることと思います。
頑張ってください。

ゼクさん、こんにちは。
一昨日が愚息2号の卒団式でした。保護者の方から、「あの額は玄関に飾ってあります」って言われると、
苦労が報われたと思うと同時に、単純にうれしいです。撮り続けてよかった、作ってよかった、苦労した
甲斐があった、と思えます。愚息の事故の時、多くの仲間から元気をいただきました。そのお返しが、
少しはできたかな、と。

うるさん、こんにちは。
チームの全員を撮るということは、やってみるとなかなか難しいです。半年なり一年なりのスパンで撮り
貯めても差は出てしまいます。今回の卒団額を作る際、昨年の全ての写真を見直しましたが、選ぶのに
苦労する子と、コレしかない、という子が出てきてしまいます。仕方ない面もありますが、できる限り平等に
したいものです。

by ジュニアユース (2013-02-12 22:26) 

rsrmama

こんばんは
私の場合は、ボランティアで審判をしてくださっていたお父さん方の写真でした。
2号機が小学生時代のクラブチームは、ボランティアお父さんなくしては成り立たないチーム
でしたので、卒団DVDを作る際どうしてもお父さん方の黒の審判服姿を入れたかったのです。
しかし、一人のおとうさんだけ仕事の都合でほとんど試合にこられず黒審判服姿を撮ることが
できなかったのです。
結局、ジャージー姿を入れることなってしまいました
その方は1号機もいて1号機時代は本当にメインで審判をしてくださっていたので
残念でなりませんでした。
このジュニアユースさんの卒団記念額を拝見し、そんなことを思い出し涙が出てしまいました。
そして、たまたま一緒にこのブログを見ていた2号機が「お母さんはこんな事しないでよね。恥ずかしいから」
と一言…
こちらの言葉にも涙した次第です

by rsrmama (2013-02-18 00:40) 

ジュニアユース

rsrmamaさん、こんにちは。
そうなんです、審判の方々も、試合や大会を支える重要な方々なのですよね。
ボランティアで審判をしてくださる方々がいるからこそ、今の状態を維持できていると思います。
ともすれば、努力の割には憎まれ役になってしまうことのある審判にも、レンズを向けたいと思っています。

by ジュニアユース (2013-02-18 13:41)