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サッカー撮影46(背景を考える その3) [サッカー撮影]

では、背景に写り込んでも良いものとは、どんなものでしょう。

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サッカーはスポーツです。しかも個人競技ではなく、団体競技であり、一つのボールを巡って競い、勝ち負けが伴います。68m×105mの広いグランドで行われるとはいえ、選手一人だけが写っていて、背景は極めてシンプル、という状況よりも、対戦相手の選手やチームメイトが(その一部でも)背景に入り込んでいるシーンの方が普通でしょうし、その方が俄然臨場感があります。今回は背景を考えるテーマなので、そんな中でも特に、背景の多くを選手が占める、といった画を選んで載せてみました。

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サッカーの撮影では、狙った選手以外の選手が背景の多くを占めるということは有りますし、不自然ではないですし、よってサッカー写真の背景としてマイナスに働くケースは少ないでしょう。ただ、このように選手が一画面内に複数入り込むような場合、AFでのピント合わせはシビアになります。一団を撮ろうとせず、撮影者はあくまで一選手のプレイを撮ることに集中すべきです。そうでなければ、背景であるべきものが、背景ではなくなってしまいますから。

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こうした複数の選手が混在する画では、ピント位置は撮影者の意志、です。

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サッカー撮影45(背景を考える その2) [サッカー撮影]

前回、狙う被写体である選手をできるだけ大きく捉えることが、背景を整理する一つの術であることを書きました。それはすなわち、今まで私が書いてきた、「サッカーをしている風景」にならないように、トリミングを前提で撮らないように、とも合致します。では、サッカーとは何ら関係ない余分なものが入り込まないように、シンプルな背景が良いでしょうか。
背景がシンプルになる一例として、上方から撮る、という方法があります。例えば、スタジアムの観客席から下方のグランド上の選手を撮れば、背景は地面となります。以下に作例を2つ載せます。

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背景は地面(芝)だけというシンプルさ。ただ、こうした俯角の撮影では、どうしてもした向きがちな選手の表情を撮ることが難しいですし、アマチュアサッカーの場合、こうしたスタジアムでの試合自体が少ないかもしれませんね。

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では、グランドレベルで撮った場合、背景をシンプルにするにはどうしたら良いでしょう。背景に何も無さそうな場所を選んで撮る、ということは、広いグランド内を常に走り回る選手を撮るサッカー撮影では、極めて限定的で、現実的ではありません。それならば、背景をボカす、という方法が思いつきます。大きくボカすには、なるべく大口径のレンズを使って、開放F値付近で撮って、被写体と背景との距離が有る、という条件にたどり着きます。それに先の、なるべく選手を大きく撮る、ということを付け加えると、撮影者と被写体との距離が短く、被写体と背景までの距離が長い、といったことになります。しかし、遠くのものを小さく撮るのは簡単でも、近くのもの、それも素早く動くものを大きく撮ることは、画角の狭い望遠レンズですから、難易度は飛躍的に高くなります。

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以上の作例をご覧になって、どうでしょう。背景はきれいにボケていますし、狙った選手にピントはしっかり合っています。撮りたい選手の撮りたい瞬間だと言えます。これはこれで良いと思う反面、ちょっと何か足りないような気もします。それは前回書いた、私がキヤノンフォトコンテストで頂いた選評「背景がきれいすぎる」「背景に何も無いから物足りなさを感じる」に通じるものではないでしょうか。それに加えて、写っているのがいづれも選手一人だけ、と言う点も、試合中のサッカー写真としての迫力や臨場感に欠けるでしょうか(練習中にも撮れそうな写真ですが、選手の表情は試合中です)。
ただし、こうした選手が一人だけ写っている写真と言うのは、絶対に押さえておくべき写真の一つです。特に、チーム専属カメラマンを自称される方には、こうした写真が後々必要になることが有る場合が多いですから。

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サッカー撮影44(背景を考える その1) [サッカー撮影]

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昨年末のキヤノンフォトコンテスト受賞の際に、選者の先生方から「背景がきれいすぎる。背景に何もないから物足りなさを感じる」とのコメントを頂いたことを、このブログでもご報告しました。上の写真がその受賞作です(主催者さまから掲載の許可をいただきました。縦横比はプリントサイズのままで、リサイズしてあります)。
さて今回のテーマは、この背景についてです。

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上の写真は、ある小学生の大会で撮った一枚です。ちなみに、撮影データを記しておきます。
CANON 1D MarkⅣ+EF300mm F2.8 L IS
焦点距離 300mm(換算約390mm) シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F4.5 評価測光
露出補正 -1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW ノートリミング
私が撮りたかったのは、中央の緑ユニフォームの選手なのですが、背景には保護者や大会関係者などが雑多に写っています。パッと見、何を・誰を撮りたいのかはっきりしません。私はこれまで、こういった写真は勧めてきませんでした。主題がはっきりしないからです。この画を大胆にトリミングしたものが、下の画です。

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ピントはしっかり狙った選手に来ています。これだと、何を撮りたかったのかはっきりすると思いませんか。

もう一例載せます。これも、別の日に撮った小学生の大会での一枚で、ノートリミング。撮影データを記しておきます。
CANON 1D MarkⅣ+EF300mm F2.8 L IS
焦点距離 300mm(換算約390mm) 絞り優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F3.5 評価測光
露出補正 -1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW ノートリミング

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これも、以前書いたことが有る「サッカーをしている風景」です。私が狙っているのは、中央の紺色ユニフォームの選手である事は分かっていただけると思いますが、その選手を中心に大胆にトリミングしたものが、下の画です。

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背景の煩雑さが幾分か解消されて、サッカー選手のプレイ中のシーンとして見られる画だと思います。こうしてトリミングをして、画の中で主題を大きくすれば、必然的に背景部分が小さくなり、背景を整理することができます。以前から私が、被写体である選手をなるべく大きく撮ることを勧めてきた理由の一つに、この背景の煩雑さを整理する理由があります。だからといってトリミング前提で撮る事は、今まで通りお勧めしていませんが。
また、サッカー撮影とは殆どの場合、サッカー選手のプレー中の撮影である、と言い続けてきました。人物撮影(ポートレート)なのですから、主役はその人物(サッカー選手)であって、背景は出来る限り主役の邪魔にならないよう、排除するかボカスかして、目立たなくする方向で撮ってきましたし、その旨をこのブログでも書き続けてきたと思います。主たる被写体の妨げとならぬよう、引き立てるように、との意味です。
下の4枚の画をご覧ください。この4枚はいづれも、僅かですがトリミングしてあります。

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撮りたい選手の撮りたい瞬間はしっかり押さえてあります。ピントも来ています。けれど、トリミングしても背景に映っているのが駐車場の車というのも、サッカー写真としての緊張感に欠けるように思えます。こんな背景なら、いっそ無い方がイイと思われるかもしれません。主題をしっかり撮ったとしても、背景によるプラス効果・マイナス効果が有ると思われます。
では、下の画はどうでしょう。

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この写真はナイターでの試合の際に撮影したもので、背景は闇です。故に、選手とボールしか写っておらず、下が人工芝ということもあって、ともすれば、まるでスタジオかどこかで撮ったようにも見えます。ポートレートとしては合格かもしれませんが、実際の試合中のシーンとしては、リアリティに欠く、との評価が出そうです。もっとも、そう言われても、実際の試合現場(公式戦です)がこうなのですから、カメラマンとしてはどうしようもない事なのですが。

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サッカー撮影は、広いグランドを常に動き回っている選手を撮る事です。試合中は、ボールと選手は常に動き続けますから、それを狙ってレンズを振り、撮影場所を移動したりします。また昨今は、撮影場所を厳しく指定されるケースも多いです。それは基本的に、背景を選べない、ということです。「この場所から、この角度で撮れば、背景が煩雑にならずに済む」「背景が効果的に作用しそうだ」そう思ったとしても、その場所に行けなかったり、その場所でのプレイだけを撮ってはいられないのがサッカー撮影です。しかし、だからと言って、背景に無配慮なのも、上達の道を妨げるように思えます。

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小学生サッカーだと、小学校のグランドで試合が行われることもよくあります。背景に遊具だったり、花壇だったり、隣家だったりが写り込んで来ることもあるでしょう。確かにそれらは、その場所で試合が行われた証左にはなると思うのですが、それらサッカーとは何ら関係ないものが背景に有っても、サッカー写真としてプラス効果を生むとは考えにくい。それならば(背景が選べるのなら)、いっそシンプルな方が良いと思ってしまいます。

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集合写真 [写真・撮影]

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卒業・卒団のシーズンですが、愚息2号(中学3年生)の卒団式が先日行われました。
地元のクラブチームに所属していたのですが、1年に1度、全員で集合写真を撮ることになっていました。なかなか全員を揃えるというのは大変なことで、ここ数年は全員が一番集まりやすい卒団式の日に撮る事になっていました。そして、撮り手がプロの写真屋さんから私に。

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集合写真を撮ったことがある方なら当然お分かりかと思いますが、これだけの人数を撮るとなると、何列にも並ばせなくてはならず、そうなると最前列から最後列までの距離差が出るので、あまり広角レンズを使って寄って撮るのではなく、できるなら離れて標準レンズの焦点域で撮る方が、最前列と最後列の子の顔の大きさの差が出にくいですよね。私の場合、幸いにも日中屋外で撮るので、そこそこ距離と光量は得られます。それと、できるなら高い位置から撮った方が、全体に均一に撮れるので、三脚+脚立使用で撮りました。
で、どんな機材のチョイスをしたかというと、
7D+EF24-70mm F2.8 L
1D MarkⅣ+EF35mm F1.4 L
です。初年度は、EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS も使ったのですが、上記2本にはかなわず。失敗は許されませんので、ボディ2台を使うのは当然として、一昨年からはこの組み合わせで撮っています。
監督・コーチ・1~3年生全員の写真と、卒団生のみの集合写真を撮るのですが、以下に中央付近の等倍切り出し画を載せます。どちらも撮影データは同じで、絞り優先AE・F8.0・評価測光・WB AUTO・ISO 200・ノイズリダクションやデジタルレンズオプティマイザ、レンズ収差補正などは全てOFF・RAWで撮って現像パラメーターは全てデフォルト状態です。どちらが、どの組み合わせで撮ったものか、分かります?

集合写真1D4+35L-2.JPG

集合写真7D+24-70-1.JPG

上の写真が1D MarkⅣ+EF35mm F1.4 L、下が7D+EF24-70mm F2.8 Lです。いかにLレンズとはいえ、やっぱり単焦点の方に軍配が上がりそうです。それと、やっぱり1D4に比べれば、APS-Cの7Dはノイズ面でちょっと苦しい。ISO 200ぐらいだと、1D4ならNR OFFでもいけそうですが、7DだとNRをちょっと掛けたくなります。フルサイズだともっと良いような気もしますが、レンズの四隅まで使わなくてはならない集合写真では、それなりのレンズが必須になるでしょうね。そんな訳で私の場合、毎年採用は1D4+EF35 Lで撮ったものになってしまうのです。勿論これはデフォルトなので、パラメーター等をいじって見栄え良くしてプリントしますが。
写真を趣味としていると、こうした集合写真を撮る機会は必ずと言って良いほどありますが、私的には中学生が一番撮り易いです。小学生はなかなか言う事を聞いてくれず、並ばせるのにも苦労したりしますし、高校生になると「何で撮らなきゃいけないの?」っていう顔をする子が一人二人いたりして。そんな中学年代を、愚息1号も2号も通り過ぎてしまいました。さて、次はどうなるか・・・

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キャッシュバック・キャンペーン [カメラ機材]

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このブログをご覧の方には、キヤノンユーザーの方が多いと思いますが、本日そのキヤノンから、キャッシュバックキャンペーンをする旨の発表がありました。詳細は以下のURLで。
http://cweb.canon.jp/eos/campaign/goldrush/index.html
「ゴールドラッシュキャンペーン」というのは、甚だ派手なタイトルですが、対象商品がカメラ本体だけでなく、レンズも対象となっている点が、ユーザーとしては嬉しいですね。それも、最近発売開始された、比較的新しいレンズも含まれている点に目がいきます。それと、対象製品は少なくとも、ゴールデンウィークまではモデルチェンジ無しということでしょうね。
キャッシュバックとは、私的には、有効な方法だと思います。卸値を下げたりしたのではユーザーは分かりにくいですし、店によって値引き額が異なる現状では、購入者に均一に恩恵を与える方法としては有効かな、と。
でも、金欠状態から抜け出せない私としては、どうにも・・・・

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