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EF70-200mm F2.8 L IS Ⅱ [カメラ機材]

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2004年にEF70-200 F2.8 L IS USMを購入し、これまで小学生サッカーやフットサル、稀に風景などで使ってきました。このレンズが昨年3月にリニューアルされ、Ⅱ型となったことはご存じのことと思いますし、これからも使っていくレンズになるだろうと思い、1D4購入と同時に昨年5月、従来のⅠ型を下取りに出して買い替えたことは、以前このブログでご報告したとおりです。このレンズの印象を書くことをすっかり忘れてしまっていたので、ここで振り返って書いてみたいと思います(あくまでアマチュアの私の私見です)。

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上の作例
1D4+EF70-200mm F2.8 L IS ⅡUSM 焦点距離 200mm 絞り優先AE 評価測光 AI SERVO AF
絞り F3.2 シャッター速度 1/250 ISO 500 露出補正 +-0 マニュアルWB RAW
下の作例
1D4+EF70-200mm F2.8 L IS ⅡUSM 焦点距離 70mm 絞り優先AE 評価測光 ONE SHOT AF
絞り F2.8 シャッター速度 1/1000 ISO 200 露出補正 -2/3 WB太陽光 RAW
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さて書こうと思ったのだが、どうも言葉が湧いてこない。あまりに優等生過ぎて、褒め言葉しか浮かんでこない。端的に言えば、従来のⅠ型の不満点を全て無くし、デジタル全盛の現在のユーザー志向を具現化し、全体的にブラッシュアップしたレンズ、つまりは、ほとんど欠点が無く、名玉と言われるに恥じないレンズだと思う。
従来のⅠ型とて、悪いレンズではなかった。テレ端開放での描写の甘さを指摘する方もいたが、それとてズームレンズなら大抵そういう傾向にはあるし、あくまで簡単に等倍鑑賞できるデジタルでのシャープさを求めれば、という事だと思う。開放でもしっかりピンが来た所は、芯のある解像をしてくれた。しかしこの新型Ⅱ型は、そうした但し書きは無用と思われる。さすがにデジタルでの使用を前提に設計されたせいか、開放から使えるシャープさで、僅かに絞れば言うこと無し。もちろん、大口径F2.8のレンズらしく被写界深度は狭く、ボケも生かせる。このボケが少し硬いという方もいるし、確かにフィルムライクな印象は希薄にはなったようだが、今後限りなくデジタル100%に近づくことを考えれば、そして高画素化への対応をおろそかにすることが出来ないとすれば、これは正常進化した新世代Lレンズと言える。
ISにしても、従来のⅠ型でも不満はなかった。それが最新のISになって、利き具合はもちろん、その作動が随分洗練された印象を持つ。Ⅰ型では、作動中は鏡胴を持つ手やファインダーで、その作動を感じることができたが、このレンズでは殆ど感じない。利いていないか、といえば決してそうではなく、レスポンス良くクイックに作動するため、使用者にその存在を隠しているかのようだ。AF速度も最速ランクで、下手な単焦点を凌ぐ。描写は、さすがに蛍石を使ったことだけあって、解像感とLレンズらしい色乗りを上手く両立させていて、この点でも文句無い。
細かいことだが、内側に稙毛されたフードは、表面が従来のツルツルではなく、EF-S15-85などと同様の、スレが目立たないザラッとした塗装になった。またフードのロックも新設され、フードの付け外しを繰り返すことで摩擦して、取りつけが緩くなることを防いでくれる。ユーザーサイドからの要望に応えたのだろうか、好感できる。
とまあ、書き出せば褒め言葉ばかりになりそう。唯一の欠点は価格かな、と思ったが、発売開始からまもなく1年になろうとしている現在の実売価格は、私が7年前にⅠ型を購入した価格とほぼ同じ。Ⅱ型にリニューアルされて、格段に性能アップされても、今や実売価格は殆ど値上がりされていないということだ。
確かに、高感度に強くなった現在のデジタルでは、EF70-200 F4 L ISの方が、安価で軽く、現実的な選択なのかもしれない。しかし、きっと今後のキヤノンLレンズの一つの指標となるレンズだと思われるので、F2.8の明るさの価値を分かっていただける方には、買って損の無いレンズだと思う。
EF70-200Ⅱ-3.jpg

上の作例
1D4+EF70-200mm F2.8 L IS ⅡUSM 焦点距離 200mm シャッター速度優先AE 評価測光 AI SERVO AF
絞り F4.0 シャッター速度 1/1000 ISO 100 露出補正 -1/2 WB太陽光 RAW
下の作例
1D4+EF70-200mm F2.8 L IS ⅡUSM 焦点距離 100mm 絞り優先AE 評価測光 ONE SHOT AF
絞り F3.2 シャッター速度 1/2000 ISO 200 露出補正 -1.5 AWB RAW
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忘れ得ぬ車 NSX 後編 [日々の徒然]

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NSXの印象をちょっと書かせてください。
やっぱり、フェアレディZが大量生産のスポーティカーに思えるような、各部の独特の造りとコストの掛け方を感じます。フェアレディZも低かったですが、NSXはそれよりも更に低い(車高も最低地上高も乗車位置も)。では運転しづらいか、といえば、全くそんな事は無く、前にエンジンが無い分、とても前方視界はイイです。車の四隅も判断しやすいですし、後方も慣れればそんなに怖くないです。斜め後方には確かに死角がありますが、バイクも自転車も歩行者も、自分の目線よりも上にありますから、思ったより心配は無用。逆に注目度が高いので、信号待ちなどしていると、視線が八方(それも斜め上方)から飛んできます。トランクは使いやすいのですが、蓋もアルミ製の薄いものでペナペナ感があり、閉めた時の重厚感はありません。逆に、運転席のドアはそんなことがなく、実にしっかりした剛性感をもって開閉できます。ただこのドア、大きくて厚い。ドアをちょっと開けただけでは、運転席から足を地面に降ろせません。サイドシルも幅広いですしね。駐車場に停める際、隣の車とのスペースが通常の倍以上無いと降りられないので、停める際には場所を選びました。普段使いで最も不便なのがこの点で、前オーナーが手放した理由が窺い知れます。まあ、セカンドカーとして純粋に走りだけを楽しむのであれば別ですが、私なんかこのNSXでホームセンターに買い物に行ったり、ラーメン食べに行ったり、してましたから。
高速道路では楽だろう、といえば、その通りなのですが、追い越し車線に出ると、前の車がみんな急いで走行車線によけてくれるので、何だか申し訳ない気も。別に煽っている訳ではないんですけどね。冬に淡々と高速道路を走っている時、車内がグングン冷えていったことがありました。ヒーターの故障か、と思ったのですが、水温計を見ると真下を指しています。この車、冬はオーバークールになるんです。もちろん、峠にも行きましたし、鈴鹿サーキットの南コースも走ったことがあります。街中を走っている時は、一般車に近いダルなハンドリングで、ちっともスポーツカーらしさが感じられないのですが、走るゾ!と気合を入れて、全輪の荷重を感じながら走ると、見違えるようなシャープな切れ味を堪能できます。これがこの車本来の姿なんでしょうね。
      
で、そのNSXをどうして手放したか、というと、実は盗難にあったのです。自宅のガレージに停めておいたら、朝には無くなっていた、というやつです。もうその時は一瞬、呆然としてしまいました。もちろん警察に届けたのですが、約2ヶ月後に哀れな姿になって、岐阜県の田んぼの中で発見されました。この車との付き合いが、こんな形で終わろうとは思いもしませんでしたが、それ故余計に、忘れ得ぬ車となってしまったのかもしれません。中古車情報でNSXを検索したりするのと、あの当時に私が買った値段と、大して変わらない価格で出ています。今の身分ではとても手は出ませんが、もう一度乗ってみたいと思わせる車でしたね。
物置から掘り出した一冊の雑誌が、そんな昔の記憶と今の想いを蘇らせてくれました。

ところで、このNSXのことをブログに書こうと思って、写真を探してみたのですが、見つからないのです。なので、この雑誌に載っている写真が唯一かも。デジタルカメラも無かったですから、フィルム写真で何枚かは撮ったはずなのに、どこへ行ったのか。考えてみると、あの当時は撮って、カメラ店でプリントして、その後は机の引き出しに入れっぱなしだったような。キチンと整理して、アルバムに張って保管すれば良かったのでしょうが、今となっては・・・、ね。それに比べて現在は、ちゃんと仕分けして、HDDに保管してあり、必要な写真は直ぐに取り出せるようにしています。これはやっぱり、デジタルだからですね。データ量が大きくなりすぎているとか、撮影枚数が多いので整理が大変とか言われるデジタル写真ですが、フィルム時代に比べたら、収納場所も取らず、整理もPC内部で済ませることができ、取り出してプリントすることも加工することも容易、と随分便利にはなったと再確認した次第。趣味で写真をやってます、と言う以上は、今しか撮れない写真をしっかり撮って、きちんと残しておかないとダメだなあ、と思いました。忘れ得ぬ車と同様に、忘れ得ぬ写真も。
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忘れ得ぬ車 NSX 前編 [日々の徒然]

先日、物置の片づけをしていたら、昔の雑誌が出てきました。1996年(平成8年)6月20日発行の「ホリデーオート」です。

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私の若かりし頃は、車に興味があり、自分の自由になるお金の多くを車に費やしている友人達が、周りには沢山いました(もちろん私もその一人)。今の若者とは随分違いますよね。それ故その頃の私は、こうした車関係の本や雑誌を購読していました。「カーグラフィック」という月刊誌がセンスが良くて好きでしたが、毎月買うには学生の小遣いには高価過ぎて、比較的安価な「ベストカー」という雑誌を毎月買ってました(社会人になって、それなりの収入が得られるようになると鞍替えしましたが)。このホリデーオートは、他誌にない企画や情報があって、たまに買っていた程度です。で、なぜこれが我が家の物置に残っていたかというと、この号に私の愛車が載ったからなのです。
巻末の方に「ホイールマッチ選手権」というコーナーがあって、読者が独自の価値観で選んだ市販ホイールを履いた愛車の写真を投稿して、毎号ランキング形式で紹介するというもので、この号では私は3位になりました(たしか、賞金も貰ったような)。こういった、読者投稿企画が多かったのが、この雑誌の特色でした。純正ホイールに飽き足らず、気にいった市販のアルミホイールに替えて個性を出す、というのは、昔からよく聞きますし、現在でもよく見かけますから、経験ある方も多いのではないでしょうか。当時は、扁平タイヤの流行全盛期でしたし、インチアップも流行ってましたね。
そして、私が応募した当時に乗っていたのがHONDAのNSX。それまでは、フェアレディZ(Z32)のMTに乗っていたのですが、こうした大型・大馬力スポーツカーを街中でMTで乗る不便さを痛感していまして(それまでの車歴は全てMT)、もうボチボチATにしようかな、と思っていたところ、NSXのATの中古車を発見。新車では勿論手が出ませんが、バブル崩壊後のということもあって、中古なら、と早速、愛知県のその店まで見に行きました。いかにも地元で永年やってます、という感じの店だったのですが、店員の話のよると、このNSXは近所のお医者さんのセカンドカーだったとのことで、あまりの乗り難さで手放したとか。平成5年式の3年落ち(まだ一度も車検を受けていない)、走行距離1万数千kmのそのNSX(もちろん無事故・ノーマル)を、即買いしてしまいました。ATは不人気ということで、購入価格も許容範囲でしたし、その当時は今と違って、比較的懐具合も暖かかったですし。色が赤という点が、唯一気に入らなかったのですが、まあ中古車じゃあ色は選べないし、赤色の車に乗るのもこれが最後かな、と無理やり納得してしまいました。
この初期型NSX(NA1)、色以外に気になったのは、タイヤ&ホイールがボディに比べて貧弱に見えることと、楕円形のマフラーカッター。最初の車検を受けた後、この部分に手を入れました。オプションサイズにインチアップして、ホイールを当時気になっていた、ボルクレーシングのものに変更。そして、マフラーはHKSの車検対応のものに交換。後はボディコーティングしたくらいで、その他はまったくノーマルのまま5年間乗り続けました。雑誌に応募したのは、この変更してすぐの頃だと思います。
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見慣れた山 [巷の雑感・時の想い]

私の住んでいる処は、東を見れば海、西に行くと山がある。
標高1000mちょっとの山脈だし、見る者を魅了するとか、雄大さを感じさせるとか、取り立てて有名、
というわけではなく、ごく普通の山。
でも私は、この山をずっと見てきたような気がする。

私がまだ小学生の頃だから、もう40年近く前のこと。
あの山が雲で見えなくなったら、天気が悪くなるということだから、傘を持って学校に行きなよ。
そう、おばあちゃんによく言われたことを、この山を見るたびに思い出す。
そのおばあちゃんも、もういない。
今は私が替わって、自分の息子たちに同じことを言っている。

私の家からは、山が青く見えるのだが、もっと近づけば、木々で緑に見える。
オマエの家からは緑の山に見えるだろう(市中心部から離れた、辺ぴな所に住んでいるだろう、という意味)、と
高校時代の友人をからかったことも思い出す。
その辺ぴな所も、今では新興住宅地が増殖しつつある。

近づいても、遠くから眺めても、西にはいつも、あの山がある。
家族が変わり、友人が去り、歳を重ねても、あの山は変わらない。
本当は少しずつ変わっているのかもしれないのだが、それを人には感じさせない。
立派でも著名でもなくていいから、私もそうありたいと、最近思うようになった。


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