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サッカー撮影06(記憶色 中編) [サッカー撮影]

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前回、ナイターなどの光線状況の難しい場合は、色温度を指定して撮ることを考えてみたのだが、前回作例として掲載した写真は、全て完全な夜間。光源がスタジアムの照明100%という状況なので、そういった意味では安定しているとも言える。これが同じナイターでも、夕暮れから夜間にかけて、という試合時間だと、太陽光と照明のミックスから、次第に照明のみに変わっていく状況。実はこうした時間帯での試合もある。
下の2枚は、夏の同じ日・同じ試合を撮った写真。向かって左側は、試合後半開始直後の18:04:21に撮ったもの。日は沈んでいたが空は明るく、照明は点いていたが、ミックス光と言える状況。右側の写真は、試合終了直前の18:50:00に撮ったもの。完全に日が落ちて、光源は照明のみという状況。RAWで撮った後、JPEGに現像したがパラメーターはほぼ共通(ISOが違うので、ノイズリダクションの掛け方のみ違う)。前回写真と同じように、両方とも色温度は同じ3500Kにしてみた。

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左側の写真に色温度3500Kを適用するのは、実際に撮った私には違和感が大きい。そこでこの2枚とも、AWBにしてみたのが下の写真。こちらの方が自然に思える。

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ここまで見てくると、このスタジアムの照明光100%の状況で3500K程度が適正だとするなら、左の試合開始直後は5000Kあたりから撮り始めて、時間経過と共に順次色温度を変えながら撮影するのが正解だと思われる。しかし、撮っているのはサッカーだ。プレイは止まることなく続けられ、次の一瞬にどんなシャッターチャンスがやってくるか分からない。野球やアメフトのように、攻守交代の際に設定を変更する、ということは難しい。こういった状況でも、プロの方は適宜対処できるのであろうが、そこまでの腕前の無い私などは、やっぱりオートホワイトバランス(AWB)に頼りたいところだ。

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大人の試合では、40分や45分ハーフというのはザラだが、これが子供の試合となると、15分~20分ハーフということが多い。これだと、日の傾き具合による変化に、それほど神経質になる必要はないかもしれない。それでも、光量差の極端に激しいシチュエーションにぶつかることもある。上の写真のように、快晴のグランドで日の当たっているピッチは、まばゆいばかりに照り返しているが、スタンドの影がクッキリと落ちているところは日陰で薄暗い。グランドの半分が影で覆われ、残りは刺すような日が当っているという状況は、よく見かける。もちろんプレーは、そんな日なた・日陰を問わず行われ、ボールも選手も遠慮なく、二つの明暗差を行き来する。露出にも厳しいが、色再現の点でも難しい状況。やっぱりこんな時にも、私ならAWBに頼りたいところだ。

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AWBとて、常に正しく100点満点であるはずもないことは、前回も書いた。時に外してくれる事もあるのだが、それはAFとて同じではないか。完全無欠のカメラなど、今のところ存在しない。露出もピントもホワイトバランスも、全てのパラメーターを自分で決めて、それで上手くサッカーを撮れるほど腕があれば、それが一番だと思う。が、そうではない場合、いろんな部分が刻々と変化する状況では、カメラに頼れる部分は頼っても良いのではないだろうか。所詮、全てを頼るわけにはいかないのだから、最も大切な所に集中するために。

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